医療機関で治療を受けることが必要となる目安

救急搬送の判断

医療機関に連れていかなくてもよいと判断できる条件とは、次の3点がすべてそろっている場合だけです。

  1. 本人の意識がはっきりしていること
  2. 自分で水分や塩分が摂取できていること
  3. 症状が明らかに改善していること

本人が自力で元気を取り戻せている場合は、そのまま現場で経過をみてもよいことが多いと推測されます。

本人の意識がはっきりしていて、自力で水分や塩分が摂取できて、改善する傾向がみられるのであれば「Ⅰ度」と考えられますが、そうでなければ医療機関に搬送する必要があります。

医療機関において正確な診療をしてもらうために、可能であれば、現場の状況や本人の経過を知る人に同行してもらうと良いでしょう。

体温などが測れる時の判断基準

体温を測定した結果
→ 外耳道温や舌下温で38.5℃、肢下温で38.0℃を超える場合

体重を測定した結果
→ 作業開始前より、1.5%を超えて体重が減少している場合

脈拍を測定した結果
→ 1分間の心拍数が、数分間継続して、180から年齢を引いた値を超える場合

コンテンツ